今回は足立区O様邸にて施工をさせていただきました、和風造園工事の着工から完成までの様子のご紹介です。
日陰のスペースに植栽されておりました植木を伐採処分し、お庭を作り直す事となりました。
日陰という立地上、植栽する植木は耐陰性の物を使用し、足元は下草類で自然感を出しました。
日陰だからこその静寂感を大切に造園施工を行わせていただきました。
お庭の不要な植木を伐採処分し、お庭空間を確保します。
不要な植栽の枝を外していきます。騒音を考慮し、ある程度の太さまではチェーンソーは使わず、鋸による手作業となります。
太い幹に対しての作業に移ったら、ここからチェーンソーで作業します。朝一番から騒音をたてる事無く作業を進めます。
木は出来るだけ細かくし、リサイクル処理場へ運搬します。
余った土を搬出して、お庭となる更地が出来上がりました。植栽を進めながら、既存の土と良質の土と混ぜ合わせていきます。
耐陰性の寒椿による生垣と、駐車場境界の四つ目垣を施工します。
設置した丸太へ、竹を正確に打ち付けていきます。 完成した後は見えにくい部分ですが、不思議と見栄えがちがってくる大事な施工作業です。
完成した竹に、植栽を縛り付けていきます。見栄えの良い向きを調整しながら植栽します。
軽い剪定を施し、お庭の壁となる生垣が完成しました。 壁際という事もあり、耐陰性やメンテナンス性を考慮した植栽を選びたいポイントです。
四つ目垣の施工です。
風も視線も遮らない、ひとつのアクセントとも言えます。 横向きの竹を均等に配さない、「中絞り」の垣根とします。
立子と呼ばれる部分の竹を縛り付けます。いかに硬く、結び目を小さく出来るかが大切です。
完成した生垣と垣根です。
垣根の足元には庭石を組み、駐車場と庭の境を明確にしました。
灯篭を設置して、その背景に垣根を施工します。
手水鉢に水を落とす為の水道管を設置して、水を照らす向きに灯篭を立てます。
背景に垣根、横に葉数の少ない常緑樹を植栽する事で、灯篭が上品に引き立ちます。
手水鉢周りの石組作業です。
手水鉢を囲む庭石を組んでいきます。
石が持つ自然な形を活かす様に、手早く丁寧に組み付けます。
植栽を終えた様子です。
庭石と下草が引き立ち合う事で、柔らかな印象のお庭となっていきます。
手水鉢周りの足元へ、自然味を出す植栽を施します。
組み上げた庭石を引き立てる様な植栽を施していきます。良質な土を混ぜ込みながら進めていきます。
植栽を終えた様子です。
庭石と下草が引き立ち合う事で、柔らかな印象のお庭となっていきます。
庭の全体を形付ける、石組みのラインを施工します。
ヒメシャラ等の植栽と合わせながら、庭の輪郭を石組みによって決定していきます。
それぞれの庭石の特徴を確認しながら進めていきます。
植栽周りの土がこぼれ落ちてこない様に、庭石の間をセメントで固めていきます。石組みの強度を保つ為でもある、大切な作業です。
完成した庭の輪郭です。
石の大きさや動きが単調にならないように、何よりもどこか自然の雰囲気を出す事が大切です。
飛び石を施工し、庭の入り口に袖垣を設置します。
蹲、庭の奥へ続く飛び石を施工します。自然石を使うのも良いのですが、歩きやすさを考慮して御影石の物を使用致しました。
こちらは庭の入り口付近に設置致しました袖垣です。見た目も穏やかな印象の注文品です。
庭に敷く砂利を止める縁石として、御影石を設置します。入り口の庭石とつなぎ合わせて整えます。
袖垣の前にソヨゴを植栽し、足元には下草類と庭石を合わせます。こちらも自然な感じを大切にしました。
適所に下草類を植栽し、砂利を敷き詰めてお庭が完成となります。
石の隙間から顔を出す下草は、とても美しいものです。
砂利の中に緑を添えるタマリュウは、少し小山の様に盛り上げて植栽します。
垣根の下から顔を出す、シュンランやツルマサキの様子です。
伊勢砂利を敷き詰め、叩き伸ばして整えます。 この後に水で洗い流してお庭の造園が完了となります。
造園工事が完了し、完成致しました和風の小庭の様子です。
特に和風のお庭は日向や日陰、様々な条件に合わせてご提案、施工をする事が出来ます。
日陰の庭には、独特の静けさや自然味を作り出せる魅力がありますので、日陰スペースの活用をお考えのお客様は是非ご相談を戴ければと思います。
また、こちらのお庭の施工例は足立区O様邸 日陰植栽と庭石で静けさを感じる和庭にてご覧戴く事が出来ます。
それでは失礼致します。