今回は足立区お客様邸における、花壇への植栽作業のご紹介です。
皆様は花壇に対してどの様なイメージを持たれるでしょうか。
お花を植えて楽しむというイメージが強い「花壇」ではありますが、小さな花壇にお花を植えるのとは異なり、道路脇に長く設置されているケースですと、草花のみで対応するのが大変です。
草花で年間を通して綺麗な状態を保つには、植え替えを始め、それに伴う処分、土の入れ替え、様々な作業を余儀なくされます。
細長い花壇は「庭」として捉える
こちらの様に道路に面した細長い花壇。
この部分を全て草花などで植えつくすとなりますと、相当の費用も掛かります。
土の部分が露出しておりますと、雑草の発生を始め、野良猫の被害も受けやすいので、何らかの対策が必要となります。
全て砂利敷きにするケースもお見受け致しますが、それでは花壇の意味が無くなってしまい、見た目も不自然となります。
グランドカバーを一面に敷き詰めるのも良いですが、単一品種で絞らなければ、他品種同士が絡まり合い、お互いを枯らせてしまう事が懸念されます。
そこで今回は、こちらの花壇を「小さな庭」と捉える事と致しました。
砂利、グランドカバー、植栽それぞれの良さを組み合わせた花壇に
低木類を寄せる様に植え付け。
猫の嫌う、少々葉の硬いコニファー類を選択致しました。
ブルーカーペットやブルーパシフィックは葉がとげの様な部分もあります。
立ち木の植栽。
葉の色や形状が異なる物を選び、季節感のある植栽品種を考えております。
ヒメシャリンバイやアロニアなどは特にローメンテナンスとなります。
グランドカバーそれぞれの周囲に空間を持たせ、管理のしやすい植栽スペースとなりました。
砂利は洋風の化粧砂利です。
花壇を小庭と捉える事で、意外な風景を作る事が出来ます。
それでは失礼いたします。