今回は飲食店舗のエントランスを上品に目隠しする為、黒竹をプランターへ植栽させていただきました。
大名竹や黒竹は列植を致しますと生垣の様な目隠し効果を生み出しますが、最初から密植をしてしまうと後から生えてくる幹が混んでしまい、通風を妨げてしまいます。
植栽時は適度な間隔を空け、新しい竹が健全に育つ環境を作ってあげましょう。
お店の入り口を見た様子です。デッキエントランスと通りを程よく区切り、美しい目隠しとなる生垣風の黒竹植栽。
席に付かれた方が落ち着ける様に、通りから見た方の興味を誘う様に、この黒竹は大切な役割を担っております。
竹類は必ず地下茎による増殖が起こる為、今回の様に根の活動が限定される「プランター植栽」を強く推奨致します。
ですがプランターは「強い乾燥状態」になりやすいものです。
暑さや直射日光からプランターを守る場合、今回の場所の様に背後(南側)に遮蔽物があると効果的です。
これは日光を遮る事で地表の乾燥を防ぎ、プランター自体が熱せられるのを防げる為です。
地表は水分蒸発を防ぎつつ、葉には存分に日光を当てる、そんな環境がベストと言えるでしょう。
土は通常とは異なり、保水性の高い黒土をベースにしています。
通りから眺めた黒竹の葉の風景。黒を基調としたマテリアルに非常に映え、モダン和風な店舗演出に適した組み合わせではないかと思います。
植栽後は竹の本数を間引く手入れにより、風情ある表情を維持する事が大切です。