今回は稲毛区T様邸にて施工をさせていただきました、「固まる土」を使用した雑草対策工事のご紹介です。
付加作業として施工を致しました目隠しフェンスの施工作業もご覧いただく事が出来ます。
施工前のお庭は雑草が生えやすく、既に駆除の難しい種の雑草の根が廻っておりました。
古い芝生を始め、ドクダミやスギナなどは地中深くにて生長を続け、発生エリアを徐々に広げてまいります。
この様な種は防草シートなどの隙間からも発生する為、抜本的な雑草対策が必要となります。
表面の雑草はお客様が事前に処理をして下さいました為、スムーズに施工を始める事が出来ました。
このお庭スペースの雑草対策工事にあたりましては、
■不要な庭木の処分
■固まる土の施工
■固まる土を区切る縁石の設置
といった内容となります。
こちらのお庭とは別に、もう一箇所の部分も雑草にお困りでした。
こちらにはお客様所有の枕木調コンクリート平板を据え付け、歩行箇所を確保した上で固まる土を施工します。
固まる土を区切る縁石・庭石を設置します
固まる土には境界となる丈夫な区切りが必要です。
今回は既存植栽の足元付近まで固まる土を施工する為、このラインまで空間を確保します。
ご自身で植物を楽しめる花壇としての役割も兼ねております。
お客様のご提案により、なるべく角を出さない事とします。
直角になる部分はこの様に庭石を曲線に組み、裏側をセメント目地で固定します。
泥の流出も無く、洋風の自然味を持つ仕上がりになりました。
雑草の根ごと土を搬出し、砕石下地を作ります
固まる土の厚み+砕石地盤の厚みを計測し、必要な深さまで土を漉き取り整地します。
予めレベルを張り、掘削と整地が同時に進行する様に作業を進めます。
搬出した土は残土として処分します。
固まる土40ミリ前後の厚みを残したレベルまで砕石を搬入して締め固め、下地が出来上がります。
歩行部分を設置せずフラットな仕上げにする為、固まる土の下地は強化する必要がございます。
また、吸収された雨水が固まる土を抜けた部分で溜らない様にする効果もあります。
速やかに水が浸透していく事で、水溜りが出来にくい事になります。
奥のマスは仕上がりレベルよりも若干下げた位置までかさ上げをし、急な豪雨などの際に雨水が落ちる様にしております。
もう一箇所のお庭に枕木調平板を設置します
まず現状の地面を雑草ごと漉き取り搬出します。
現状の区切りと固まる土がフラットになる様に計算し、下地を整地していきます。
歩行通路となる平板をコンクリート決めにて据付けていきます。
やや隙間を空けて、枕木の雰囲気を感じられる様にしております。
水道を使う際にも歩きやすい様に、飛び石調のデザインでアプローチを設けております。
こちらのお庭にも、固まる土の区切りとして縁石、そして庭石を据え付けました。
同じ手法を両方のお庭に使う事で、お住まいのお庭としての統一感を出す事が出来ます。
雑草対策工事の仕上げとして固まる土を施工します
固まる土をお庭へ搬入し、レベルに合わせて敷き均していきます。
水糸や書き込みラインの沿って速やかに均し、刷毛処理を丁寧に進めていきます。
庭全体に敷き均した後、1次散水~2次散水を経て完成となります。
雑草対策工事を終えたお庭の様子です
散水フタもレベルを上げ、固まる土とフラットな仕上がりに。
歩きやすく見た目にも優しい仕上がりで、何よりも雑草に悩まされる事が無くなります。
造園技法を活かし、見た目も楽しいお庭となりました。
玄関先まで続く舗装の様子。
平板の無い、直に歩行する部分の下地は砕石地盤となっており、より丈夫な仕上がりに。
お庭の奥まで通路として使いやすく、明るい空間となりました。
ペットも遊べる空間に生まれ変わった主庭の様子です。
必要な植栽のみを残し、目隠しが必要な部分には樹脂ウッドフェンスを施工しております。
縁石が伸びやかにお庭を広く見せ、庭石は景観に柔らかさを与えてくれます。
既存排水マスは豪雨の際に水の逃げ場となりますのでかさ上げ設置し、周囲の舗装は傾斜をつけて雨水を導く様に致しております。風通しも良く、雑草からも開放された快適なお庭となりました。
お庭を持て余してしまっていたり、使い道が無く放置されているケースもよくございます。
造園の観点を取り入れた雑草対策により、大切な空間へ変える事も出来ますので、お困りの方は是非ご依頼をいただければと思います。
それでは失礼致します。