今回は鎌ヶ谷市のA様邸にて施工をさせていただきました、樹脂ウッドフェンスの施工風景のご紹介です。

A様邸におきましては、駐車スペースとお庭を区切る庭木が植えられておりましたが、生育の早い木が多く、毎年の手入れ・剪定をもってしても駐車場やお庭が狭くなってきてしまう状況でございました。

施工前の庭木による目隠し
ブルーシートが敷かれた部分が駐車スペースとなっており、境界と目隠しを兼ねた庭木が植栽されております。
キンモクセイは伸びも速く維持にはある程度の体積が必要である為、駐車場などへの植栽は不向きとなります。 また、剪定部分の枝も太く「しならない」為、枝のある部分を歩行する事が大変に困難となります。
エメラルドグリーンにおきましては毎年の刈り込みを行っていても年々大きな木となっていきます。通常の樹木と異なり強い切り戻しが出来ない特性がある為、こちらも段々と周囲に領域を広げていきます。 また、根の張りが多方向に向きにくい為、生長によって重くなった自重を支える事が出来ずに傾いてくる事が非常に多い庭木でもあります。

今回はこちらの庭木を抜根処分し、庭や駐車場を広く使える「樹脂ウッドフェンス」による境界を施工する事となりました。
境界としてはもちろん目隠し効果も兼ね備えており、お住まいを引き立てる事が出来ます。

 

フェンス施工箇所の庭木の抜根・伐採を行います。

抜根処理 伐採を行った様子
幹の太いキンモクセイやシラカシ、レッドロビンなどの植木を根ごと取り除いてきます。 上部の枝葉は細かく裁断し、リサイクル処理施設へ運搬となります。

 

広くなってきた庭の様子
伐採が進み、施工箇所が確認しやすくなってきたお庭の様子。 細かな根も手作業で取り除き、整地処理を兼ねながら作業を進めていきます。

 

庭木の撤去を終えた庭
庭木の撤去がほぼ整ったお庭の様子。 右側に見えるチャボヒバは生長も緩やかで維持出来る為、フェンスの脇を柔らかくぼかす様に残します。フェンスのカラーはライトブラウンですが、植栽のグリーンが添えられる事でより美しい景観となります。

 

樹脂ウッドフェンスの柱材(アルミ)を据え付けていきます。

フェンス柱の据え付けラインを確認
フェンスの柱材を1直線に据え付ける為の目安を張ります。駐車場沿いまでフェンスが接近するよりも、フェンス沿いを歩いた際に人の肩が入り込める程度の余裕を設けます。 今回は駐車場の境界より15センチ庭側へセットバックしてのフェンス施工と致します。

 

アルミ柱の据え付け
右端のチャボヒバがフェンスに寄り添う様な位置より、アルミ柱を据え付けます。 今回の樹脂フェンスは高さ1.6メートルの設計となっており、防犯上人が立てば頭が見え隠れする程度の高さとしております。

 

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柱材は高さ・垂直を確認しながらコンクリートによって据え付けていきます。 施工ラインに従って正確に据え付けます。

 

樹脂フェンスの柱が完成した様子
フェンスの柱材が据え付けられ、整地を施した様子です。 この時点で1日養生をしてコンクリートを硬化させます。 駐車スペース周りがスッキリとし、お庭も広くなった事がお解かりいただけると思います。

 

アルミ柱へ化粧板材(フェンス材)を取り付けます。

フェンス最上部のスペーサー
樹脂フェンスのアルミ柱最上部へスペーサーを取り付け、板材よりも柱が1センチ高くなる様に設定します。 柱の高さよりも1センチ下がった部分から目隠しの板材が設置される事になります。

 

フェンス材の隙間設定  2センチ間隔のフェンス材
フェンス材同士の隙間ですが、今回は2センチ間隔になる設計と致しました。 目隠し効果を重視される場合は1センチ、風通しや防犯性を重視される際は2センチ空けの設定となります。 2センチの等間隔となる様、板材を取り付ける毎にスペーサーをあてながら施工を進めます。

 

庭木とフェンスの寄り付き
庭木として残したチャボヒバがフェンスのカラーに映え、より綺麗な緑を感じさせてくれます。 毎年の生長と刈り込み剪定作業を考慮し、適切な間隔を取っております。

 

片方のフェンス材取り付け完了
半分のフェンス材が取り付けられた様子です。 樹脂フェンスの向こう側がうっすらと、適度に見え隠れする仕様です。

 

もう片方のフェンス材を取り付け
続きましてもう片方のフェンス材も取り付けを進めます。 樹脂フェンス材を取り付ける際は、運搬・保管時に僅かに発生するゆがみを確認し、力加減で調整しながらビス留めする事が大切です。 ビス留めされ完成したフェンス材が後から曲がる事はございません。

 

フェンス材の両端をジョイント材で挟み込みます。

フェンス材を挟み込んで留めるジョイント材
フェンス材の中央はビス留めを行いますが、両端は強風などの力を逃がす為にこの様なジョイント材を当てて挟み込み固定を行います。

 

ジョイント材のビス留め
ジョイント材のビス留めは、フェンス材の隙間となります部分へ行います。 この様にジョイント材のみビスを通して固定し、フェンス材を挟み込みます。

 

固定されたジョイント材
フェンスの中心に固定されたジョイント材。 このジョイント材は板材の固定と、板材同士の隙間を隠す役割を兼ねております。

 

端部分のジョイント材
フェンスの端にもジョイント材をビス留めし、板材の固定が完了となります。 ビスはフェンスカラーに合わせたものを使用致しますので、完成時にも目立たない自然な仕上がりとなります。

 

施工時のダストを拭き取り、樹脂ウッドフェンスが完成となります。

完成した樹脂ウッドフェンス(ライトブラウンカラー)
完成した樹脂ウッドフェンスが駐車場周りをスッキリと見せてくれます。 また、完全な目隠しよりもソフトな効果により、フェンスの向こうに人の気配を感じる事が出来ます。 これは防犯面では非常に大切です。 また、樹脂フェンスの高さは1.6メートルに留めており、圧迫感も和らげる設計となっております。
こちらのフェンスのご紹介はお庭の施工例-鎌ヶ谷市A様邸 駐車場とお庭を区切る目隠し樹脂ウッドフェンスにてご覧戴く事が出来ます。

樹脂フェンスの施工につきましてはカラーはもちろん、高さや距離、板材の隙間サイズまでオーダーでの設計となりますので、お客様のお住まいやお庭、用途に合わせた施工をさせていただく事が可能です。
目隠しと同時にお住まいや庭木も引き立てる樹脂フェンスを取り入れてみては如何でしょうか。

それでは失礼致します。