今回は、足立区マンションにお住まいのお客様よりご依頼を戴きました、雑草対策工事の様子をご紹介致します。

1階にお住まいのH様は、専用庭をお持ちです。
前に住まわれていた方が多くのアジサイを挿し木していた為、大きく伸びて荒れている状態にお悩みでした。
お庭に入りにくい状況は、同時に雑草の除去を行うのも非常に困難となり、風通しも悪くお部屋への通風にまで悪影響を及ぼしてしまいます。

しかし雑草対策として防草シート上に砂利敷きを行いますと、小さなお子様が遊ぶには少々適さないお庭となってしまいます。
時には遊び場、時には物干し、しかしお庭の隅には緑を残したいというご希望を踏まえ、今回の透水性舗装(固まる土)の施工を行う事となりました。

既存の草木を伐採処分

まずお庭の中にある、あらゆる草木を伐採・抜根処分していきます。
鎌で強い雑草を根こそぎ処分し、スコップで木等を掘り起こしていきます。
整地作業に入る前段階として、取り残し無く作業を進めます。

草木の除去を終えました

草木の除去を終え、今度は既存縁石の直しに入ります。
この縁石はそのまま舗装材の縁取りとして利用する為、水平状態に直しておく事が必要です。
水平状態を確保すれば、縁石を頼りに舗装材を迅速かつ正確に施工する事が可能になります。

修正した縁石
こちらが修正後の縁石の様子です。
このレベルを利用して整地を進めていきますと、

整地の進んだ下地
この様に正確な下地が出来上がっていきます。
土の整地は意外な程「削る」作業が多い為、残土搬出が伴います。
お庭の別の場所に撒いてしまえるところがあれば良いのですが、無い場合は残土を処分する必要がございます。

舗装材の敷き均し

基準の水糸を張り、舗装材を敷き均していきます。
完全に乾燥した資材なので、均しは少々コツが必要なうえ、静かに手早く行わないと均し跡も付きやすくなります。
また、非常に細かな粉塵が舞いやすいので、
※市販品にてご自身で作業される際は、マスクを必ず着用して下さい。また、手荒れの原因にもなりやすいので、薄手のゴム手袋の装着も必須です。

表面散水

敷き均した舗装材の表面へ霧状散水をし、表面のみ軽く硬化させます。
表面硬化をきちんとしないと、ジョーロ散水時に表面が崩れてしまうので必ず行います。

施工が完了した舗装材(固まる土)  隅まで快適な仕上がり

2次散水も終え、舗装材(固まる土)の施工が完了しました。
階段を下りてお庭へ入る部分はもちろん、バルコニー下からお庭の隅まで舗装材を施工し、非常に快適な空間へと生まれ変わりました。
せっかくの専用庭ですので、この様になっていれば将来的にも様々な使い勝手が考えられます。

専用庭の雑草対策にお悩みの方はぜひ参考にしていただければと思います。
お見積もり・ご依頼につきましては、先立ちまして専用庭の利用規約や管理組合様へのご確認を行っていただく事をお勧め致します。

それでは失礼致します。