和室より眺める蹲周り。お住まいに寄り添う自然風景。
葛飾区O様邸はお庭の面積が広く、作庭にあたり隅々までを充実させる為に砂利庭としてのデザインを施す事にしました。
庭のデザインにおいてのポイントとしましては、
- 主にお住まいの中から眺める事を意識したデザインに
- 蹲踞(つくばい)は庭の最奥へ設けて奥ゆかしさを
- お住まいから常に見えるスペースは、落ち着ける自然な雰囲気に
この様になっております。
お庭の最奥部に設えた蹲
普段はお住まい和室より眺めるつくばい周りを遠くから見た様子です。
蹲の背景は常緑樹の植栽で整える事で、冬季の落葉樹の姿を引き立ててくれます。
織部燈篭に寄り添うのは枝垂れモミジとミツバツツジ。背後は大きめの椿を主軸に、ヤマボウシやソヨゴが木立を形成しております。
メンテナンス性の良い植栽を添えたつくばい。
成長を見据えた雑木類の下に広がる特別なポイントですが、毎年のようにメンテナンスの必要な植栽はごく少数のみで構成しております。
ヒイラギナンテンやサルココッカ、ヒュウガミズキ等の低木も添えています。
お住まいに接する場所は自然な和庭に
和室前とは異なるリビング~縁側より眺められる部分です。
居間からの眺めにふさわしく、柔らかなお庭と致しました。
この先も成長させたいイロハモミジの足元には白山吹や山石を添えて、野趣を感じられるデザインに。
イロハモミジの幹元を頂点とし、なだらかに下る傾斜。
庭石もそれに呼応する様に伏石として据え付け、お庭全体のバランスをとっております。
尚、こちらのお庭の施工の様子はお庭づくりブログ-葛飾区O様邸造園工事 お住まいから眺める和風の庭づくりにてご覧戴く事が出来ます。