I様邸のお庭には古い池があり、たくさんの大きな庭木が生い茂ったお庭でした。
そこで弊社にお庭リフォームのご相談をいただき、明るい日差しと共存する、ご近所様にもご迷惑のかからない庭をご提案させていただきました。
庭のデザインとしては自由な曲線ラインが要となる和風テイストとし、既存の古いカキやザクロ、モクレン等の庭木は残してデザインのに取り入れる様にしました。
庭は奥まで見通し良く、尚且つ奥行き感も出す為、新たに植栽した庭木は低木~中木を中心にしています。
生い茂っておりました既存の庭木を伐採処分し、圧迫感の無い植木を改めて植栽した和風のお庭です。
芝生部分には日当たりと風通しが不可欠ですので、日差しを遮らない樹高の低い植木によって植栽デザインを施しています。
コンパクトな黒松は樹形の良い木を吟味して長めの中心へ植栽し、和庭のシンボルツリーとなる五葉松は蹲踞右手で美しい樹姿を見せます。
一つ一つを目立たせるのではなく、何かが何かを引き立たせ、結果として全体が馴染むデザインを考えたいものです。
お庭の真横から敷石部分を眺めた様子です。
低木の刈り込みはそのまま庭のデザインとなって奥まで続き、サツキとツツジのラインが柔らかく全体を形成して庭のイメージを伝えてくる事がわかります。
庭石も横一列に並んで見えない様に、三角構図にて点在させる事が大切です。
庭石の三角構図は和庭において大変重要で、どこから見ても手前と奥に石がある、そんな風景を作る上で必須となります。