今回は以前ご紹介をさせていただきました、流山市M様邸 目隠し樹脂フェンス工事に続きまして行いました、植栽作業のご紹介です。

目隠しフェンスによって落ち着いたお庭へ、各種植木を植栽していきます。

植栽樹種を選ぶにあたりましては、
■全て違う品種の植木をレイアウトする
■テーマとして統一樹種を2~3本、残りを他品種にする
などの様に、まずお庭全体のルールを考えると良いと思います。

同じ品種でも、背丈はもちろん幅や幹模様、葉性の違いによって異なる趣を出す事も出来ます。

今回の植栽におきましては、
やや目隠しが必要な部分へ常緑樹
上記以外は落葉樹
背丈には変化を付ける
といった品種決めをさせていただきました。
弊社施工におきましては最もオーソドックスなスタイルとなります。

ヒメシャラの植え付け

まず角部へヒメシャラを植栽します。
先に角を決める事で他の植木の位置を最適に割り振る事はもちろんですが、ヒメシャラなどの自然樹形の植木は、将来的に端で存分に生長させるという意図もございます。
左右の木との干渉を心配する位置では、柔らかに生長(放任)させる事は困難となります。

目隠し部分へ常緑樹の植栽

隣家様の窓部分へは、常緑樹の植栽を施していきます。
写真はシラカシの株立ちです。
生長旺盛ですが、適切な剪定を施していく事で維持が可能な常緑樹で、安価なのも利点です。
あまりにもコンパクトなサイズに矯正する剪定は、早期に樹形を乱す事になるので要注意です。
将来的なサイズを想定し、余裕を持ったレイアウトを行う事が大切です。

常緑樹と落葉樹の組み合わせ

角部には引き続き常緑樹としてフェイジョアを植栽します。
葉の表裏の色が異なり幹に赤味を持つ洋風の植木で、樹形を作りやすいのも特徴です。
オリーブなどと同様に洋風樹木としての存在感が強いので、多数の植栽は避けて少数を引き立ててあげると良い印象となります。

植栽に合わせた芝生エッジ

施した植栽に合わせて、芝生にエッジをつけていきます。
芝生の成長力は非常に速く、植木部分へすぐに侵食していきますので、溝掘りをして茎(ランナー)が侵入出来ないようにしておきます。
段差を付けておく事で端まで芝刈りもしやすくなります。

目隠し生垣の骨格  紅花トキワマンサクの植栽

隣家様の玄関のある部分へは、小さな生垣を施工する事となりました。
小さな生垣でも、やはり幹がしっかりするまでは写真の様に骨格が必要となります。
裏側の剪定が行いやすい様に、裏側へ入れる空間を取って設置しております。
この骨格へ紅花トキワマンサクを列植して生垣とします。

生垣の頭を揃える剪定

生垣用の植木は通常、背丈を詰めていない状態で流通しております。
お客様のご希望や環境条件、庭のデザイン上の問題などを含め、完成時に生垣の高さを決定出来る為です。
大きく詰めるのは勿体無いという気持ちもございますが、詰めた分だけ幹は頑丈になり、芽数も増え、結果的に立派な生垣になりますので、この時点で希望高さを決定する事が望ましいと言えます。

揃えられた生垣の高さ

詰め揃える事で生垣らしくなったトキワマンサクの姿です。
低過ぎず高過ぎない背丈は、見た目はもちろん、お客様ご自身でのメンテナンスがしやすいという利点がございます。
お庭の隅にある赤色は、お住まいの中からや遠目から眺めても、よく映えます。

植栽終えたお庭の様子  フェンスで落ち着きのあるお庭に

植栽を終え、形が整ったお庭の様子です。
左は生垣、右は樹脂フェンスに包まれた落ち着けるお庭となりました。
家庭菜園の花壇も道路からの目線を気にする事もなくなり、生垣は嫌味の無い目隠しスクリーンとなります。
中心に植えられたヤマボウシ、端へ植えられたヒメシャラを生長させる事で、さらに落ち着いた雰囲気へと変わっていく事と思います。

植栽の必要性、品種選びなど、解りにくい際はこちらよりご提案をさせていただき、お話し合いを踏まえて取り決めさせていただいております。
漠然としたイメージなどで結構ですので、ご依頼の際はご遠慮なくお聞かせ下さいませ。

それでは失礼致します。