ご依頼を受けましたのは目黒区タワーマンションのバルコニーでの小庭作りです。
タワーマンションにおきましてはバルコニーは物干し場としてのスペースとして使いにくい場合が多く、むしろ室外機置場としての役割が大きいです。
そこで今回はこちらの小スペースを和風の小庭として活かす事となりました。
こちらのバルコニーの坪庭製作にあたりましては、
■ 垣根を低く構える事で、お部屋奥から眺めた時に、奥行き感を出す
■ 鉢植えでも維持しやすい低木や、日陰に強い植木選ぶ
■ 防根・防汚シートを施工し、屋上緑化用の軽量土に保水性の材料を混合
この様な工夫の元、施工をさせていただきました。
夜景のとても綺麗な立地ですが、和風の小庭との引き立ち合いも、大変美しい事と思います。
お部屋のフロアーと小庭の伊勢砂利敷きとの段差がほとんどありませんので、バルコニーがお部屋の一部の様なお庭となりました。
垣根の低さとのバランスをとる為、灯籠は置き型である玉手灯篭を使い、土留めの縁石は御影石、庭石組みは鳥海石を使用。
乾燥に強いコニファーを和風低木に見立て、斑入りアオキによって庭に明るさをプラスしています。
ワンポイントに据えた睡蓮鉢が、一層坪庭の風情を高めてくれます。