今回ご依頼を戴いたのは恵比寿の小料理店様であり、店先の小さな三角花壇へ坪庭風のデザインを行わせていただきました。
ここはお客様をお迎えするお店の顔となり、お店の存在を道行く方々へ知らせてくれる小庭でもあります。
雰囲気作りだけではなく広告的効果も兼ねた、お店のイメージを忠実に表す坪庭となりました。
この坪庭のコンセプトとして、
- 三角形に残された土部分を活かし、お店の存在を印象付ける坪庭に
- 織部燈篭と手水鉢を主役としたローメンテナンスな小庭に
- 夜間のライトアップ時を想定し、陰影が美しく見える設計に
この様な点を留意してデザインを致しました。
左写真:閉店中である昼間は簡素な佇まいの小庭ですが、恵比寿の街に小さな風情が感じられ、街行く方々の目にも留まります。閉店中におきましてもお店が存在するというアピールの役割を担います。
右写真:暖簾が掛けられる夜間には小庭全体が光で浮かび上がり、小料理店らしい和風情緒を醸し出します。
お店の入り口まで歩けばこちらの坪庭がお客様をお迎えします。
必要最低限の資材で無駄なく作り込んだ小さな庭は、ローメンテナンスである事はもちろん、植栽同士が絡み合って傷むといった事もございません。
石材添景物を簡素にレイアウトする事で、和風で上品なお庭を作る事が出来ます。