今回は松戸市のI様邸にて施工をさせていただきました、雑草対策工事の様子をご紹介致します。
とても広い面積を持つI様邸のお庭ですが、草の根が全面にはびこってしまっており、夏場になりますと野原の様になってしまう事にお困りでした。
通常の広さのお庭ですと計画的に雑草駆除を行えますが、広いお庭ですと毎日草取りをしても追いつけなくなってしまいます。
こちらのお庭の雑草は冬季は地中に根を残す為、春になるとすぐさまお庭全面に雑草が生えてしまい、しかも年々根が除去しづらくなる程に丈夫になってしまいました。
今回の施工はちょうど春を迎える直前に行いました為、雑草の枯れ草が一面に存在する程度でございました。
撤去できる根は処分して整地をし、全面的な防草シートによって雑草の発生を抑制する工事を行います。
表面の雑草や根を除去してお庭を整地。頑丈な防草シートを敷き込みます。
根を除去しながら整地作業も進めていきます。平らな地面を作っておく事が雑草対策では重要となります。地面に凹凸が残っておりますと綺麗に防草シートを敷く事が出来ず、砂利仕上げもムラが出てしまいます。
高い位置から低い位置へ土を移動し、平らな地面を形成していきます。
地面を軽く叩きながら整地を仕上げている様子です。小さな地道な作業ですが、この工程が仕上がりの善し悪しを決定してしまうといっても過言ではございません。
こちらはバークチップによる仕上げとなる部分です。植栽箇所はシートをくり抜き、水が浸透する様にしておきます。
1m幅の防草シートをムラなく敷き込み、重なり部分も広めにしておきます。
砂利仕上げとバークチップ仕上げの境界となる縁石を設置しております。広いお庭にふさわしく、太さもある頑丈な石材を使用しております。奥(お住まい側)が砂利敷き仕上げ、手前がバークチップ仕上げとなります。
隅々まで防草シートを敷き込み、徹底した雑草対策を施しました。
土壌改良を深くまで施した家庭菜園を施工します。
菜園は最も日当たりも良く、風通しも良好な角に施工します。深さは30センチ程まで掘り下げて土を入れ替えておきます。
縁石は上でご紹介を致しましたものと同一とし、お庭の一体感を大切にします。
たっぷりと客土をした土は、堆肥混合済みの赤土です。雑草の種は除去された製品で、通気性も水捌けも良好な土となっております。肥料分は入っておりませんので、作物に合わせて施肥をしていただきます。
お庭に彩を添える3本の植栽。常緑樹の植木を効果的に配置します。
一番奥に見えるオリーブがお庭の中央部分となります。シンボルツリーの風格を持つ3メートルサイズの立派な植木です。中央はフェイジョア、お庭の角にはソヨゴを植栽してお庭に緑を添えます。
角に植栽されたソヨゴの足下にはゴールデンモップをグランドカバーとして寄せ植えします。お住まいからお庭を眺めた際に一番遠くに見えるこの部分を明るい色彩にする事で、お庭の広さを実感しやすい視覚効果を生み出します。
ブルーカーペットやブルーパシフィックも植栽し、3色の色彩がグランドカバーとして引き立ちます。少々隙間を広めに植栽しておりますが、遠くから眺めますと地面はほぼ見えなくなっております。
無駄の無い3箇所の植栽ポイントが、明るいお庭を演出してくれます。
砂利を搬入して敷き込みます。水捌けの良好な物干しスペースが完成します。
お住まい側からお庭中央までは砂利敷き仕上げとなりますので、錆砂利を搬入していきます。
こちらは物干しスペースとなる部分ですので、ぬかるみの発生しない水捌けの良い空間が望ましくなります。
小粒の砂利を敷き込んでおりますので、平らに均せば歩行もしやすく快適な空間となります。
縁石からお住まいまでのエリアへ錆砂利を敷き詰めた様子です。整地作業を入念に行っておりますので、砂利の仕上げが美しく感じられます。お住まいから物干し場までも歩きやすいスペースとなりました。雨上がりでも水溜りができる事がございません。
縁石の反対側へ小粒のバークチップを敷き詰めてお庭が完成となります。
お手持ちの遊具をセットし、全面的にバークチップを敷き詰めてお庭が完成致しました。
今回の工事は雑草対策が主ではございますが、植栽を無駄なく配置している為にお庭としての風景が成り立ったと思います。面積の広さを活かして植木を存分に生長させる事が出来ます。
お子様が元気良く遊べる楽しいお庭となりました。健やかなご成長をお祈り申し上げます。
こちらのお庭につきましてはお庭の施工例-バークチップによる雑草対策に植栽を合わせたお庭-松戸市I様邸にてご紹介をさせていただいております。
それでは失礼致します。