東京 八角部屋様にて、表玄関左右にある花壇内に坪庭デザインを施した施工例です。
花壇という限られた空間の中でも素材それぞれを効果的にレイアウトする事により、坪庭の風情を演出する事が出来ます。
花壇の面積は小さくとも表玄関の左右という重要な位置付けから、部屋の顔となるに相応しいデザインをさせていただく事となりました。
八角部屋様表玄関左右に配された花壇スペースを小庭の舞台として活用致しました。
左右のイロハモミジは互いに玄関に向かって傾ぐ様に植栽し、玄関周りの小庭が訪れるお客様を迎え入れる様な雰囲気を出しております。
イロハモミジと自然な庭石が一体となる和庭形式を用い、低木(サツキ)の寄せ植えが古き良き日本庭園の風景を連想させます。
花壇の切れ目付近は植栽をせず、黒砂利を敷き詰める事で凛とした印象に。
庭を明る過ぎない様に見せる黒玉砂利ですが、こちらの黒玉砂利はさりげなく光沢加工が施されており、いつでも水撒き後の様なツヤのある美しさを見せてくれます。
イロハモミジに添える低木はマホニアコンフューサとサツキのみであり、それ以外は庭石と下草のレイアウトで全体をシンプルに仕上げています。
イロハモミジの葉と庭石、下草と砂利。自然素材をそのまま組み合わせれば、どの様な加工品よりも美しい景観を作り出せます。
作り込み過ぎないナチュラル感は坪庭を上品に見せ、いつまでも飽きの来ない風情を保ち続けます。
タマリュウを多用した植栽デザインは多く見掛けるものですが、日常的な水たりによって適度な湿潤を保つ必要がありますので、この管理面も予め考慮しておくのが良いでしょう。
こちらのお庭づくりの様子につきましてはお庭づくりブログ-東京八角部屋様造園工事-左右の花壇を活かした坪庭風作庭の様子にてご覧戴く事が出来ます。