玄関までのアプローチの花壇へ植木を植栽し、小さな庭と致しました。
成長の比較的緩やかな品種を植栽し、アプローチとしての使い勝手を損なわない様に配慮を致しております。
花壇の背後には目隠し対策として樹脂フェンスを施工しておりますが、こちらのフェンスのスクリーン効果によって、落葉樹の繊細な姿が浮き上がって見えます。
こちらへ植栽用したヤマボウシはシンボルツリーとしての景観を担い、左流れの本株物をご用意させていただきました。
ヤマボウシの奥にはソヨゴの姿も見られ、奥深い緑の景色を楽しめます。
この様に周囲の風景や道路が見え隠れする程度に植栽を施す事で、視覚的な安心感も得る事が出来ます。
フェンスや背の高い植木で日陰を作りだす事で美しい明暗を垣間見る事ができ、同時にお住まいまでの奥行き感を感じる事が出来ます。
グランドカバー類は地面を覆うまで成長させます。 ソヨゴの濃緑やトキワマンサクの赤、庭木の色彩はそれぞれ異なる樹種を近接させており、見た目にも鮮やかな印象となっています。
結実や花、紅葉等、全ての植木が一つの見どころを持っております。
玄関より振り返ったお庭の眺めです。 傾斜のある通路ですが二か所の樹脂ウッドフェンスは高さを水平に揃えております。 構造物にきちんと一体感を出す事で、お庭全体に統一感を得られる事が出来ます。
こちらの施工例の様に、花壇に植木を植栽するという作業だけでも、レイアウトによって小庭と呼べる空間を作り上げる事が出来ます。
こちらのお庭で視覚的に重要なのは、やはり庭木の輪郭を浮き上がらせる樹脂フェンスではないかと思います。
写真左のヒメシャラなど、落葉樹は冬に葉を落としてしまいますので、 そちらを考えますとやはりお庭の目隠しスクリーン(フェンス)は景観的にも有効と言えるでしょう。