M様邸の駐車スペースの奥は隣家様の玄関ドアと隣接する状況でありました。
お隣様の玄関に向けてフェンスを立てたり致しますと圧迫感を感じさせてしまいますので、今回はお隣様にとりましても気持ちの良い、緑濃いマキの生垣を目隠しとする事になりました。
生垣用のマキとして生長をさせた苗木を植栽して生垣としております。
ラカンマキは枝が細かく葉も小さい為、刈り込みを施す程に密な生垣に生長していきます。
ラカンマキは葉が大きな樹種よりも明らかに繊細な美しさを引き出す事ができ、古くから観賞価値も高い生垣用樹種として扱われてきました。
隣家様の玄関付近を美しく、自然な目隠しをする事が出来ました。
地面に埋け込んだ丸太へ釘打ちによって竹を立て掛け、2mの高さに対応する骨格を施工しております。
背の高い生垣用の植木は支えに縛り付けて樹形を矯正する事が必須です。
この状態で刈り込みをしながら育てる事で、初めて綺麗な形の生垣に仕上がっていきます。
左写真:葉の短い特徴が見られるラカンマキの枝葉。刈り込み時にカットされた部分からは2~3箇所に芽が吹きやすく、葉密度の高い生垣を仕上げる事が出来ます。
右写真:生垣の裏側、隣家様から見た生垣の様子。境界フェンスからは少々空間を空けており、刈り込み剪定をしやすくしております。
マキ類は日陰となる裏側でも葉を維持する事ができ、お隣様にとりましても美しい景観になり得ます。但しブロック塀やお住まい外壁、他の庭木と接触する様な場所ですと葉枯れを起こし、裏側には葉が無くなりますので注意が必要です。
こちらの生垣の施工の様子はお庭づくりブログ-松戸市T様邸生垣設置工事-隣家様の玄関を目隠しする生垣作りの様子にてご覧戴く事が出来ます。