A様邸のバルコニーは全面が広々としたウッドデッキとなっており、左右にもウッドをあしらったフェンスが設置されたアウトドアリビングの様な空間となっております。
今回はこちらのバルコニーに設置されたおりました2基の大型プランターの中へ、今回は植栽をさせていただきました。方角上、左右によって陽の当たり具合が異なります為、条件を考慮した植木の配置となっております。左手にはシマトネリコの寄せ株を、右手には幹も太く立派なソヨゴを植栽致しております。土壌につきましては既存の土を搬出しつつ、樹皮堆肥をメインに配合された赤土を新規に客土致しております。
左写真:こちらはシマトネリコの株立ちを2株ご用意のうえ、2本を自然に寄せて植栽を致しております。シマトネリコはシンボルツリーとして定着した樹種ではございますが、こちらの様に生長するに自由な敷地面積・空間がある場合こそ魅力を引き出す事が出来ます。すぐに剪定が必要となる場所への植栽は、頻繁な枝詰めにより急速に樹形を崩し、過剰に幹が太くなる事となります。出来るだけ自由に、優雅に生長をさせてあげられる場合のみ、弊社ではお勧めを致しております。
右写真:こちらは少々日当たりの少ない側となり、ソヨゴの植栽と致しております。こちらのソヨゴは幹も立派に太くなり、自らの幹分かれによって株立ち樹形に仕立てられた植木となっており、樹齢・樹形共に申し分の無い仕立てとなっております。プランターへの植栽時には地植えよりも樹高が高く仕上がります為、より立派な景観を誇っております。
左右共に足下には乾燥に強いコニファー系グランドカバーを植栽し、植木の乾燥対策にも一役買っております。