芝生のメンテナンスや雑草にお悩みだった空間を、歩きやすいコンクリート製枕木アプローチを備えた小さなお庭へリフォームさせていただきました。
N様邸のお庭は半日が日陰となる環境です。玄関と駐車スペースを繋ぐ部分に位置しており、立水栓も備えられておりました。
芝生や簡易花壇のお手入れに手が掛かってしまわれる為、今回はアプローチ設置と共に境界の明確な花壇を施工させていただきました。
立水栓に置かれておりましたパンも撤去し、庭石組みによるお庭に馴染む排水施設へ変更致しました。
玄関から眺める小さな庭の眺め
左写真:玄関から駐車場へ向かうアプローチとして、一つの景観として、お庭の印象を優しくするコンクリート製枕木を設置。 周囲は雑草対策を施工の上、細かいサイズのバークチップを敷き詰めております。
右写真:移植をさせていただきました沈丁花がお庭を彩ります。 庭石と下草で構成された花壇は、作り込み過ぎずお庭の一部として引き立ちます。草花を植えていただける様に客土の上空間を残してございますが、何も植わっていない状態でもお庭の脇役として引き立つ花壇となっております。
ヒメシャリンバイを単品で活かす、シンプルな庭デザイン
伸びも緩やかで濃緑色が美しいヒメシャリンバイを単品で植栽し、存在感を損なわないシンプルなお庭デザインに。日向から日陰まで適応力に優れた植木です。枕木アプローチを挟んだ奥には立水栓があり、花壇と同じ構成でまとめる事でお庭全体にデザイン上の統一感が生まれます。
立水栓周りの構成
左写真:駐車場側から眺めるお庭の様子。道路からも遠めではございますがこちらの風景をみる事ができ、景観として重要なアングルでもございます。庭石、下草共にアプローチ左右に配される事で小さな面積でも緑が充実する視覚効果が生まれます。
右写真:排水部分は深くまで土を掘削処分し、排水用の砂利を埋設しております。既存の排水パイプも砂利の内部で活かしており、オーバーフローの役割を果たしております。ですのでバケツの水を流したりしましても水が一時的に上がってくる様な事もございません。
駐車スペースとお庭を区切る縁石も木質調で統一感を。
バークチップと駐車場の砂利を明確に区切る縁石も、景観デザイン上大切な役割を持っております。コンクリート製枕木と同じく木質感のある縁石を使用し、頑丈に据え付けております。 駐車場側の錆砂利と対峙した色合いの為に目に留まりやすく、つまづき防止にもなります。
また、今回は駐車スペースへの雑草対策も平行して施工をさせていただきました。
そちらにつきましてはお庭の施工例-芝生と雑草を撤去して快適な駐車スペースを-杉並区N様邸にてご覧戴く事が出来ます。
使いやすい花壇と歩きやすい通路を
お住まいにおけるお庭づくりは、デザインと同等に使いやすさを優先し、生活に馴染みやすい形で考えたいものです。 お庭づくりには高価な資材やマテリアル、大規模な工事が必ずしも必要な訳ではございません。 小さな石や植物、使いやすい通路があるだけでオリジナリティ溢れるお庭を作る事ができます。
こちらのお庭の施工中の様子はお庭づくりブログ-杉並区N様邸造園工事-洋風ナチュラルな小さな庭造りの様子にてご紹介をさせていただいております。