今回は隣地境界としての人工竹垣設置事例となりますが、施工前はツバキの列植が生長し、エントランスや道路まで越境しておりました。
写真では確認できませんが背後には腐食してしまった天然竹の竹垣(建仁寺垣)があり、今回はそちらを撤去したうえでツバキも剪定し、新たに人工竹垣を設置する事となりました。
今回使用する人工竹材は、より本物の竹に近い加工が施された仕様となります。
お隣のビルを丸ごと目隠しする様に、御簾垣タイプの人工竹垣を施工しました。
ビルのエントランスには屋根がある為、どうしても暗くなってしまいがちな場所でした。
人工竹垣であれば暗い場所も明るく見せる事ができ、同時に十分な目隠し効果を得る事が出来ます。
強剪定されたツバキとの相性も良く、葉の一枚一枚が背景の垣根によって美しく浮かび上がります。
今回の人工竹垣では、天然竹材特有のシワ模様や窪み、節の質感に至るまで再現された特別仕様の人工竹材を使用しております。
細かなシワ加工により反射も無く、本物の竹と見紛う仕上がりに。
御簾垣の特徴でもある竹が積み上げられる眺めは、節の質感がよりリアルに再現された竹材により美しい和の風情を味わう事が出来ます。
柱やチャンネル材、銅縁材などのアルミ部材は木目調仕上げの物を使用致しております。
昔ながらの和の風情を感じられる垣根の風景。朽ちる事無くいつまでも美しい人工竹垣は、街並みの景観向上にも寄与し、情緒溢れる風景を見せてくれます。
目隠し対策はお隣に対して嫌味になってしまわないだろうかというご不安も多くお聞き致しますが、この様な景観となれば圧迫感もなく、皆様に受け入れられやすいものです。
目隠し対策をお考えの方は、是非美しい人工竹垣の風情を取り入れてみては如何でしょうか。