S様邸2階にはり立派なルーフバルコニーがあり、面積も広い快適な空間となっています。
手すり下部は擦りパネルによって目隠しがされておりましたが、今回は手すりよりも上部の目隠し対策として、プランターの植栽を設置させていただく事となりました。
今回のプランター植栽はラカンマキを選択しており、ゆくゆく葉の密度を高めていく為、生垣と同じ手法になっております。
屋根付きバルコニーへ設置されたプランター植栽の様子です。
ルーフの一部には空間が設けられており、植栽生育上で必要な日当たりや降雨などは、完全に屋根で覆われる場合よりも好条件と言えます。
ルーフバルコニーは外側だけに日光があたりがちですので、こちらの様に内側へも日光があたると植栽にも良い環境となります。
マキは古くから庭植えに用いられてきた植物ですが、段作りの枝物や生垣等にはラカンマキが好まれてきました。
ラカンマキは枝分かれの細かさはもちろん、葉が小さく密度が高い特性があります。これにより生垣風に仕上げた場合に美しい壁になりやすい事となります。
プランター生垣とも言える今回の植栽により、高さ2m程の目隠し効果を得る事が出来ております。
使用したプランターは幅1mのFRP製で、バルコニーや屋上設置に対応した軽量設計がされております。
重量物の設置を避けるケースはもちろん、階段等、室内からの搬入も可能となりますので、あらゆる場所へ持ち込む事が可能となります。
今回はフロアーに合わせる様にホワイトのカラー選択となっております。
生垣の高さはルーフ部付近まで届く為、目隠し効果としては申し分ありません。
生垣として育てていきますと現在の隙間も埋まり、よりプライベートな空間になっていくかと思います。
また、生垣は目隠し効果だけではなく、こちらの様に西日除けとしての効果も期待できます。
生垣のメンテナンスと同様、刈り込むほどに密度が増しますので、定期的にカットを繰り返すと良いでしょう。