2棟が渡り廊下によって繋がる様なデザイン。K様邸は和の雰囲気と現代的建築デザインが融合された造りとなっており、2棟の間にはデッキによる中庭空間が広がっておりました。
しかしながら隣家様との境界がよく見えてしまう為、目隠しの対策も併せた庭づくりを行う事となりました。
庭づくり前の様子
この部分の目隠しには、お住まいとも調和する人工竹垣を施工します。
ウッドフェンスでも雰囲気は良いのですが、現在よりも暗い色調になる事が考えられる為、明るい印象を維持する為にも人工竹垣を選択致しました。
まずは庭の背景となる人工竹垣を施工
標準的な高さで設計した人工竹垣は明るさを損なわず、圧迫感も少ない目隠しとなります。
目隠し自体が技巧的な印象を持つ様になりますので、竹垣を背景とした小庭がより引き立ちます。
素材のシルエットが引き立つ和風の小庭に
人工竹垣を背景とした坪庭デザインを施した様子です。奥行きに限りのある空間ではございますが、奥深い眺めを感じられる様に和風情緒を凝縮したレイアウトとしております。
生育の緩やかなソヨゴと下枝の少ないイロハモミジは、共に坪庭制作に重宝する庭木です。
どっしりとした手水鉢と織部灯篭が、お庭の小ささを感じさせない存在感を放ちます。
背景としての効果が効いた人工竹垣があれば、植木の枝葉が無い部分も美しく感じられます。面積の小さいお庭である程に、植栽の数は最低限に留めるのが理想でありますので、背景を使う作庭方法は坪庭において非常に有効となります。