今回はお住まい前に設けられた、小さな細長い花壇への植栽デザインのご紹介です。

大名竹の足元を引き締める庭石、柔らかさを演出する下草類も植栽し、砂利敷きの空間も設けたデザインです。

小さな花壇も植栽や庭石、砂利敷きなどの工夫によって、坪庭を思わせる小さな庭にする事が出来ます。

大名竹と庭石により、坪庭を思わせる風情を

大名竹と庭石により、坪庭を思わせる風情を

大名竹をメインの植栽した小さな花壇です。玄関に設けられた小窓を程よく隠し、内側からは竹の葉を眺める事が出来ます。

ご存知の方も多いかと思いますが、竹類は地下茎によってあらゆる場所へ増殖し、隣地から竹が生えてくる事も決して珍しくありません。

この増殖が起きない様、竹や笹の植栽は完全に囲まれた場所のみで可能であるという認識が必要です。

 

砂利留めと景観を兼ね備える庭石組み

砂利留めと景観を兼ね備える庭石組み

花壇は軒下部分にあたりますので、下草類は環境に適応しやすい剛健種を植栽します。

竹は特に水を欲しがりますので、散水しやすい環境が整っている事が重要です。

砂利との境界は庭石(鳥海石)で石組みを。こちらの砂利空間は、ポスト周りをスッキリさせる事、アプローチへの泥はねを防ぐ事、の2点の為に設けております。

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