自然の高低差を活かしたナチュラルガーデン。お庭の中に空間と自然味を共存させました。
庭づくりのコンセプトとしましては、
- 自然の小山をそのまま活かした、変化に富んだお庭を
- 園芸用花壇や階段なども取り入れて庭を回遊しやすく
- 小さな石も点在させ、自然味を随所に感じられる様に
この様になっております。
高低差のある立地をそのまま活かしてナチュラルガーデンを施工致しました。
お庭の奥には高台へ上がる階段も設けており、風景の一部となっております。 お庭を遠くから眺めた際の自然なイメージを大切に、柔らかな植栽を点在させたデザインです。
階段を施工する親方。
多数の庭石から相性の良い物同士を組み上げていきます。噛み合いの良さだけではなく、あえて大きさに差をつけていく事も大切です。 普通の階段よりも蹴上げを低く、一段づつの面積を広く施工致しました。
お庭の中の自然な傾斜を利用したナチュラルガーデンです。自然風のお庭には、お住まいに植栽が覆いかぶさる様なデザイン手法もございますが、生活のしやすさや建物への影響を考え、空間を広くとった明るいデザインと致しました。
雑木類としてエゴノキやヒメシャラを始めとした雑木類の他、柑橘類やビワなどの実成り常緑樹を植栽し、ツツジやシャクナゲなどの低木花物の植栽も取り入れております。
常緑樹でありながらナチュラル感を感じられるソヨゴやシラカシも多用しており、緑濃いエリアも随所に設けたデザインです。
ウッドデッキから眺めたナチュラルガーデン。
植栽は必要最低限の高さの植木をご用意し、このまま放任して成長させます。
生き物である植木を使用するうえで、お庭はデザインと同様に植栽計画が大切です。
ヒメシャラの株元を下草類や低木が自然に覆いかぶさった様な植栽レイアウトを施しております。
ウッドデッキから眺めた、階段方向のお庭の様子です。
既存の樹木を背景にした小山が印象的な風景は、既存の樹木が作る半日陰の環境を利用し、下草類や低木類の植栽を散りばめて構成しています。
こちらの風景はハナミズキを通して眺める事が出来ます。
低木植栽越しに眺めるお庭の階段。遠目からの眺めは簡素なデザインですが、実際の上り下りの際の使いやすさを考慮した設計になっております。
低木類のメンテナンスは剪定の仕方次第で違った印象のお庭へ育てる事が出来ます。
お庭の階段の様子です。蹴上げ高さは15センチと普通の階段よりも低く、一段づつの面積も広めにとってあります。
周囲には低木の植栽を行いつつ、階段の表面は透水性資材で舗装して水捌けと歩行のしやすさの両立を考えました。