お住まいの玄関脇にある、細長い花壇スペースの中に植栽を行った施工例です。
玄関ドアの前は程良い目隠し効果を得られるシマトネリコを、お住まい外壁沿いにはシンボルツリーとしてヤマボウシをレイアウトしています。
ヤマボウシもシマトネリコも、幹が複数本存在する「株立ち樹形」が主に流通する庭木であり、花壇の様に植栽出来る本数が限られている場所を賑やかに見せる効果が期待できます。
庭木の足元への植栽は、低木コニファーやラン系統の下草を交えてグランドカバーとしています。
こちらの花壇は午前中の日当たりが良好な東に位置します。
ヤマボウシは真夏の照り付けで葉が傷みやすい為、東側の様に半日程が日陰になる場所ですと良好な状態を保ちやすくなります。
シマトネリコは成長力に留意する必要がありますので、当初からやや大きめのサイズを植栽しておく事がおすすめです。
濃い目隠し効果は望めませんが、清涼感と軽やかさを演出出来る洋風常緑樹として重宝します。
お住まいをより美しく彩るヤマボウシの傍にはブルーベリーも添えております。
窓が無い場合は通常よりも植木を壁面寄りに植栽する事が出来ますが、強風によって枝が壁をこすってしまう事がありますので、壁側の枝を取り払う等の剪定メンテナンスが大切です。
また、植栽の際には成長を見込んだ枝透かし剪定を施しておく事が重要です。
お住まい外壁に寄り添うヤマボウシは、葉の一枚一枚が美しく引き立ち、優しい雰囲気を醸し出します。
外壁の面積が広い場合、お住まい外観が無機質に見えてしまう事がありますが、シンボルツリーはこの景観を柔らかく中和し、お住まいと庭木が引き立て合う様な効果をもたらします。
外壁の前に揺れる枝葉があるだけで、お住まいの印象がとても穏やかに見えるものです。