O様邸のお庭はとても広く、この面積を活かした芝生の庭をご希望されておりました。

しかし全てが芝生となりますと庭としても寂しい為、木々と芝生が融合する、そんな庭づくりをさせていただく事となりました。

今回の庭づくりのコンセプトは

  • 庭石は用いず、低木の植栽によってデザイン
  • リビングから見て視線が気になる部分へは常緑樹による目隠し対策を
  • 入り口から眺めたアングルを重要視し、多くの木々が見えるレイアウトを

この様になっております。

 

入り口から眺めるお庭の全景

入り口から眺めるお庭の全景

入り口から眺めるこのアングルが、このお庭のメインとなっています。

ですので塀に沿って単純に庭木を並べてしまうと手前の植木しか見えなくなり、庭の奥行感が無くなってしまいます。

そこで僅かなレベルでも庭木のレイアウトは前後に揺らす様にしており、これによって1アングルから多くの木々が見え隠れする様になります。

助力樹は濃緑色が美しいマキやクロガネモチ、成長の早いシラカシを目隠しとして植栽しており、その庭木同士を低木が曲線状に繋いでいくデザインになっています。

常緑樹と落葉樹、それぞれが偏らない様に自然にレイアウトを行っています。

 

目隠し効果を持つ常緑樹の植栽エリア

目隠し効果を持つ常緑樹の植栽エリア

玄関に近い部分を目隠しする、常緑樹の植栽エリアです。

時折行う剪定・メンテナンスによって、庭木それぞれに必要な幅・高さに作り込んでいきます。

マキやシラカシ、ヤマモモなどの常緑樹を始め、ヤマボウシやサルスベリで四季を感じられるお庭となりました。

特にシラカシは常緑樹ながら株立ち樹形を選べますので、成長に伴い横幅も充実させていくのが容易です。

この施工例に関連するおすすめコンテンツ

庭デザインのコツと工夫-活用方法やデザイン様式からも考えてみよう
庭をデザインするコツと工夫-空間確保や三角構図を意識しておしゃれなお庭に
低木とは?おしゃれなレイアウト方法やデザイン効果の解説、魅力ごとにおすすめな低木の種類もご紹介
低木とは?おしゃれなレイアウト方法やデザイン効果の解説、魅力ごとにおすすめな低木の種類もご紹介
庭木で目隠し対策をする方法とメリット・デメリット-視線カットにおすすめな常緑樹32種類もご紹介
庭木で目隠し対策をする方法とメリット・デメリット-視線カットにおすすめな常緑樹32種類もご紹介
4種類に分かれる【株立ち樹形】を解説-ナチュラル感の魅力や代表的な庭木も紹介します
4種類に分かれる【株立ち樹形】を解説-ナチュラルな魅力や代表的な庭木もご紹介
シラカシとは?目隠しや生垣への活用方法、他のカシとの違いや剛健な性質も解説
シラカシとは?目隠しや生垣への活用方法、他のカシとの違いも解説