日陰の環境を活かし、和風の庭をお作りした施工例となります。
作庭にあたってのポイントとしては、
- お庭の隅々まで人工竹垣を施工して目隠し
- 圧迫感の無い植栽を添え、四季を豊かに感じるお庭に
- 近距離から眺める小庭である為、庭石や燈籠は最小限の大きさの物を
この様になっております。
施工前のお庭は隣家との境界(塀)が無く、全てが見えてしまう状態でした。
その為カーテンがなかなか開け放てず、お住まいに風を取り込むのも難しい程の状況でありました為、今回はこの様に塩ビ人工竹の垣根を施工する事となりました。
垣根が続く事で、少ない植木でも見応えのある風景となり、同時に風通しの良いお庭となります。
日陰のお庭は風通しを悪くしてしまうと病虫害が発生しやすくなる為、いかにシンプルなデザインにまとめるかが重要になってきます。
お住まいリビングから眺める燈籠周りの様子。小さな下草や庭石だからこそ、配置を大切に考える必要があります。
織部燈篭と合わせるのはヒメシャラの株立ちです。
日陰~半日陰ですと幹肌が美しくなりやすく魅力的ですが、チャドクガの発生には注意する必要があります。
その他は日陰向きの低木も植栽しており、ヒイラギナンテンは昔ながらの和庭風情を感じさせます。
自然味と和の風情を一体に感じる、落ち着きのある眺めとなっています。
和室次の間からのお庭の眺めは、垣根を背景とした落ち着きのある風景に。
人工竹垣根の目隠し効果により、普段も気兼ねなくカーテンを開けてお庭からの光を取り入れる事が出来ます。
日陰で美しく育つソヨゴの株立ちをシンプルに添えており、何もない部分は人工竹垣による空間美を楽しむ庭と言えます。