造園施工前はツタ類や土盛りでお困りだったお庭でしたが、それらを一掃すると共に余分な土を撤去処分。
メンテナンスが容易かつ、病虫害に強いお庭とのご希望を考慮し、今回はドライガーデン風の庭デザインを構成致しました。
特にオールドアメリカンの雰囲気も感じられる様に、植物の自生地をモチーフにデザインを組んでおります。

低木類と砂利、少しの庭石でまとめたドライガーデンデザインのお庭


玄関へ向かうアプローチに設けられた細長いスペースに施工をさせていただきました、ドライガーデン風の施工例となります。全体の中で特に引き立つユッカロストラータを始め、カレックス類やニューサイラン、多肉植物などが共生する景色となっており、ドライガーデンらしい生育環境を再現したデザインと致しております。

 

ローメンテナンスなお庭は散水の頻度も低く、病虫害にも遭い難いメリットも。


南国らしさ、乾いた環境を大切デザインしたドライガーデンの風景。全体を通して低木でまとめておりますが、植物の色味や葉の質感がランダムに配置される様な植栽レイアウトを意識致しております。岩を割って生育してきたかの様な石の配置、植物の根によって隆起した地形などを細かながら再現し、ドライガーデンなりの自然味をデザインしております。

 

限られたスペースの中で重要性を増す「植栽配置」。見る角度によって様々な表情を見せるお庭にする事が大切です。


左写真:奥に玄関を持つドライガーデンの表情。ユッカロストラータは岩を割って生育した様な曲がりのある物をご用意し、みかも石や砂利で表現した乾燥大地には割り石も混ぜて荒廃した風景も取り入れております。カレックスやその他イネ科植物がその雰囲気をさらに増して見せてくれます。
右写真:既存のオリーブは立派な幹を持ち、独特の雰囲気をお庭にもたらしてくれます。その雰囲気を活かす様に幹周りにも植栽を施して新たなお庭との一体感を。一直線に並べないランダムな植栽配置が、自由で伸び伸びとした自然の生育環境の様なお庭を演出してくれます。