■ 道路沿いから庭の奥まで、デザインに統一性を持たせております。
■ 出雲の高級石材の添景物は、庭に溶け込む様に左右へさりげなく配置
■ 植栽ラインを外れた砂利流れ部分は全て透水性舗装で雑草対策済みです。

 

玄関へ続く既存アプローチ左右へ設えた、灯篭・手水鉢を添えた和風の小庭空間です。

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アプローチ左手には、岬灯篭を添えた小さな築山を。大きさの異なる錆砂利・伊勢砂利を組み合わせて流れを表現してお庭に動きをつけております。 道路に面した左右にもお庭同様に植栽・石組(鳥海石)をし、庭部分とのつながりを大切にしております。 主木のイロハモミジは自然樹形のナツハゼで囲い、それぞれが共生してきた様な雰囲気に。玉竜ラインでデザインを区切り、砂利部分には透水性舗装も施して雑草対策をしております。

 

経年を感じさせる置型燈篭と手水鉢。周囲の植木と調和させる事で、控え目で上品な印象に見せます。

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庭の要所へ配した灯篭、手水鉢は共に出雲の国産品です。 高価なものではございますが目立ち過ぎない様、以前からそこにあった様な雰囲気で植栽と合わせる事が大切です。 双方共に石材を囲むのは柔らかなモミジやナツハゼであり、歴史ある社寺などの風景をモチーフと致しております。 灯篭周りにおきましては、門側、お住まい側、両方からの眺めに対応してデザインしております。

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お住まい方向から眺める岬灯篭周り。 こちらからの眺めは特に坪庭の様な風情を感じられるデザインを組み合わせております。ナツハゼやハイビャクシン、五色南天などの低木や下草類に囲まれるやや日陰となるお庭です。 モミジの幹に添える様に据える事で、燈篭はより控えめに上品に佇みます。

築山の周囲は枯流れに。枯山水を思わせる部分には、三州瓦を使った通路が繋がります。

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駐車場からお庭への渡りは、三州瓦を据え付けして歩行箇所とし、こちらは下地コンクリートと目地材で丈夫な作りとなっております。枯山水を渡るデザインで、小さなお庭にも躍動感や面白みを出す事が出来ます。